図録『山口啓介 後ろむきに前に歩く』

原発に向かい歩き出す方舟、
片目を共有する2つの顔、《震災後ノート》。
3.11後の日本/混迷する世界で美術とともに生きること。
美術家の創作と思索を、イメージと言葉でたどる本。

美術家の山口啓介(1962−)は、1980年代後半に大型の銅版画作品で
デビューし大きな注目を集めました。以降、版画や絵画、立体など様々なかたちで、
種子や花、人体などをモチーフとした有機的で壮大な作品世界を展開させています。

この本は、30年余に渡る山口の活動を紹介する展覧会「山口啓介 後ろむきに前に歩く」
( 2019年6月8日から9月4日まで広島市現代美術館で開催)の公式図録です。
タイトルは、「人は未来を見ることはできず、見えるのは過去か、今という瞬間だけだから、
後ろむきに前に進んでいるようなものだ。」という山口自身の言葉から付けられています。
耳当たりのよい言葉で飾られた未来志向に疑いを持ち、目を背けたい過去や現在にこそ目を凝らし、
ぎこちなく蛇行しながらも自分の力で歩いていく。その途上で生み出される山口の作品は、
曖昧にされてきた真実を暴くかのような鮮烈なヴィジョンを私たちに突きつけてきます。

本書には作品図版の他に、エッセイや発言の抜粋、インタビューなど、山口自身の言葉を多数掲載しました。
一人の美術家が発信してきたイメージと言葉を行きつ戻りつしながら、楽しんでいただきたい本です

収録エッセイ:枯野と幼年期の終わり/ 色身/膜の存在/イタリア旅行/世界地図/駒井哲郎の死/芸術の遺伝子[草稿]

発行:ブルーシープ(2019年)

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